国民的応援団 ジャニーズWESTが教えてくれた多種多様な応援の仕方

前回のブログで、ジャニーズWESTに救われた話をしたが

実は、一度だけではなく二度も救われている。

それも最近のこと。


というのも、3月17日に発売されるアルバムに収録されているリード曲

Rainbow Chaser


現在、YouTubeのために撮り下ろしたMusic Videoがあるので

ぜひ見ていただきたい。


https://youtu.be/8naMytjj0Wo









人生は選択の連続である。

あの選択をして良かったと思うこともあれば

あの時あっちを選んでいたら良かったかなと後悔する時だってある。

どんな時でも選択権は常に自分にあるからこそ悩み続けるのだと思う。

それでも、あの時の選択は間違いではなかったと思いたかった。



しかし、ここ数年ずっと間違った選択をしたんじゃないかと思うことがあった。




自分の選んだこの道は、果たして正しかったのか…”




そんな事誰にも分かるわけではない。と

言われてしまえばそれまでなのだが、

ふと考えてしまう時がある。

そして、不安になる夜があった。



何故、こんなにも自分が選んだ道なのに、自信が持てないのか。

何故こんなにも不安になってしまうのか。

これは、人によって様々な理由があると思う。

自分の場合は、他人との比較癖が大いに影響していた。



何をしていても誰かと自分を比べてしまう自分がいて

「やめよう」「やめよう」と

思うほど余計に意識してしまい落胆し、自信をなくすという悪循環。

しかも、そのくせSNS関連を見ては、

「みんなすごく頑張っているな

「充実した生活を送っているんだな

と、直接自分の人生に関係ない人の生活をのぞいては

落ち込んだりもしていて。




自分の選んだこの道は、果たして正しかったのか…”

このままでいいのかな


みたいなことを最近は特にずっと考えてた。





そんな時に、

Rainbow Chaser」のMVが公開された。




なぜこんなにもタイミングよく。

彼らは、スーパーヒーローか何かなのか。

多分そう。いや、絶対にそうだ。




これも一括りにしてしまえば応援歌になるのだろうか。

ただ「証拠」や「週刊うまくいく曜日」とはまた違う応援の仕方である。






rainbow Chaser」はラジオで何度かきいていたので、MVが初見というわけではなかったが、やはり映像が加わることで曲の印象が変わってくる。

証拠の時も感じていたが、ジャニーズWESTの魅力の一つには

歌っている姿が人々に活力を与えると感じている。





もし、「証拠」が現時点の自分に対し頑張っていると認め寄り添ってくれるタイプの応援歌であるのあらば

Rainbow Chaser」は、あなたの選択は間違っていない、大丈夫だ

背中を押すタイプの応援歌ではないだろうか。






「声にして言おう 好きは好きでいい」


「思い出せ」


「胸を張れ」


「耳をすませ」



自信の持った前向きな言葉が多く、もしかしたら受け取る側からしたら

どこか息苦しさを感じてしまうのかもしれない。

しかし、ただ前向きな歌詞だけではない。




誰かに気づいてほしくて


時間も待ってくれなくて


馬鹿にされたって 笑われたって


逃げ出したくて 泣き出したくて



こういった弱さも所々で出てくる。

それらの歌詞が、自分の経験と重なり

あの時のあの気持ちを代弁してくれていると

より親近感を持たせてくれるのかもしれない。

自分の思いや経験が音楽によって昇華される事もある。

単純にメロディやリズムの心地よさに惹かれることもある。

ただ彼らはメッセージ性の強い音楽が多いため、

こういった思いをもつことが多いのかもしれない。






そして、先ほども述べたがジャニーズWESTの魅力の一つには

歌っている姿が人々に活力を与える。




出だしの重岡さんは、どこかセリフのようなに語りかけるような歌い方をして

この音楽の世界観にスムーズに入れせてくれた。

彼は、どこか力を抜いてリラックスして歌っている。

馬鹿にされたって 笑われたって 手を伸ばした 君は Rainbow Chaser

何度も出てくるフレーズであり、今回のより強調したい部分であろうところを

ものすごく力を抜いて笑みを浮かべて歌っている。

何かを主張したい時、伝えたい時、人は力みやすい。

熱量を感じる反面、身構えてしまう事もある。

しかし、彼はあえて柔らかく力を抜いて歌っていた。

それ故、聞き手側も力まず歌詞を享受できたのかもしれない。

あえてそういった表現をしたのかは、分からないが彼の表現力は底をしれない。


中間さんは、逆に感情を剥き出しにして歌ってくれていた。

割と何事もそつなくこなしてしまうイメージのある彼が

歌詞に沿って苦しそうに、嬉しそうに、と色んな表情を見せてくれ

人間らしさが詰まっている。

弱さもダメなところもカッコ悪いと思わずにさらけ出してくれ

人間なんだしそんな事もあるとポジティブに考えさせてくれる。

完璧じゃなくてもいい。と、常に発信してくれているジャニーズWESTの中で

もしかしたらより多く彼は発信してくれているのかもしれない。


桐山さんは、常に微笑みながらどこか自信を持った表情をしてくれている。

だからこそ、彼の「声にして言おう 好きは好きでいい」のフレーズは

力強くとても自分を後押ししてくれている。

寄り添いながらも、彼はガッツリ手を差し伸べ引き上げてくれるような

エネルギーがある。

応援の仕方は、多種多様でありきっとこういった応援を欲している人もいるだろう。彼らは、誰一人置いてきぼりにしない。

彼の明るさが、終始希望を与え続けてくれているように感じる。


神山さんの透き通った歌声は、全てを優しく包み込んでくれる。

歌詞全体を体に浸透させてくれる。

彼の一音一音に乗せる感情がとても素敵だ。

サビ前のフェイクというのだろうか、歌詞があるわけでもないのに

あんなにも声に感情が乗せられるのは

やはり彼のポテンシャルの高さ故なのだろうか。

サビ前の彼のフェイクがあるからこそ、サビの世界観がものすごく広がる。

雨上がりの空から光が差し込み、虹がかかる。

きっとその光を彼は担ってくれている。


藤井さんは、初見ではもうドアップの美しさにのけぞってしまったのだが、

彼の低音ボイスがよりこの音楽の壮大さや重圧さに繋げてくれているのだろう。

そして、彼の歌っている時の目線の動かし方がとてもリアルで、

目は口ほどものを言う言うように、目で語る感情が魅力的だ。

最近では、ハングリー精神なんてキャッチコピーをつけられた

彼が歌うその痛みもその苦しみも見えない明日を照らすprism

彼の人柄が努力が、今まで培ったたくさんの感情こそがハングリー精神となり

荒野に舞う未来に繋がっているのだろう。未来に対する原動力をくれている。


濵田さんは、何だろう彼の歌声、表情を見ていると涙が溢れてくる。

それは、彼の優しい人柄が、とても現れているからだろうか。

優しさゆえに、他人の感情を深く感じ取ることができ、

周りの悲しみや怒りに深く共感しすぎて傷つくとも多いかもしれない。

しかし、そんな傷つきは隠されるためなかなか気づかれにくい。

そんな彼が多方面に感情を出して歌っているから胸を打たれたのかもしれない。

伸びやかで美しい歌声だから、響いたのではない。彼の歌声には温度ある。

美しい歌声の中に優しさ温もりがあるからこそ心に染み渡る。


小瀧さんは、何度も画面越しに目線を合わせてくれている。

その視線に力強さを感じれば、急に今にも消えてなくなりそうな

儚さを纏う瞬間もある。

彼が「エモくもあり、熱くもあり、儚くもあり、綺麗でもある。」と

曲説明をしてくれたように全て体現してくれている。

感受性豊かな彼だからこその表現の高さであり、

この音楽の世界観にどっぷりと浸らせてくれる。

そして、何度聞いても彼の声の良さに驚愕される。





長々と個人的な意見を述べてしまったが、

Raibow Chaiserこの音楽に出会えて良かったと思う。



きっとこの先も色んな選択に迫られるだろう。

その際に、好きを好きでいられるような選択ができたいいと思う。

難しいけども。




自分の人生、少しでも好きだと思いたい。



彼らが紡いでくれて虹によって、ずっと下向きだった目線を上げるきっかけをくれた。





ジャニーズWESTに、救われた話。




音楽は、娯楽であり時に自分を鼓舞するツールであった。

自分にとっては音楽を聞くことで通勤時の不快感を少しだけ

緩和することもできたし、

学生時代は試合前に、試験前に

社会人になれば大切な会議やプレゼン前に

自分を鼓舞するためによく聞いていた。

ここぞというときに、頑張りたいときに、

何度も音楽に背中を押してもらってきた。

今まで自分にとっては、着火剤のような役割であったのだ。


だから、初めての経験だった。

失敗して落ち込んだり、自分自身に情けなさを感じたときに

次からまた頑張っていこう

前を向けるように背中を押すのではなく

そんなあなたも頑張っている

今の自分自身を肯定してくれたことに。

そして、そんな言葉を自分が欲していたことに気づいた。


そんな音楽を、ジャニーズWESTは教えてくれた。

そして、そんな彼らに救われた。



おそらく音楽番組だったであろう。

何気なく付けていた番組で、ジャニーズWESTが歌っていた。

いや、多分その時は何か作業しながらであったから

ジャニーズWESTが歌っていたのは知らなかったと思う。

ただ、歌詞に衝撃を受け、手を止め画面を見つめたのは覚えている。

そして、気づけば、泣いていた。


それが、まず「証拠」との出会いだった。


あの頃、

突如現れた新型ウイルスになす術もなく、終わりの見えない不安に

かなり疲弊していた。

医療関係に従事していたこともあり、今まで以上に神経質になっていたし

毎日家と職場の行き来、目に見えないウイルスにもし感染していたら、

何より自分が誰かにうつしてしまったらと、恐怖もあった。

日常が非日常となり、非日常が日常化したことに、

体も心も対応することに一杯一杯で

きっと予測出来ない事態に思っていたよりも心が疲弊していたのかもしれない。

しかし、自分が根を上げてしまうなんて

もっと辛い人だっているし、みんなだって頑張っているんだから

泣き言なんて言ってられない。

頑張らないと、

もっともっと

頑張って、がんばって、頑張っていかないと、、、

でも、何に?

分からないまま、でも立ち止まってしまったら前に進めないと

思っていたからずっと前を向き続けようとした。


そんな中、ずっと疲れたと心は叫んでいたのだろう。


心を亡くすと書いて、忙しいというように

忙しくなればなるほど自分は、心の健康を疎かにしてしまっていた。

心の疲弊は、なかなか目に見えない。

いや、目に見えないからこそ気付こうとせず

無理に目標を掲げて、みんなも頑張っているんだからを合言葉に

抑揚のない日々を繰り返していた。



そんな時に、聞いた彼らの音楽。

こんなにも 笑って いや 泣いて

忙しなく叫ぶ キミの心は

頑張っている証拠だよ


証拠の冒頭の歌詞。


あの時の衝撃は、なかなか言葉にする事は難しい。

体全体が震えたような気がする。

ずっと力んでいたものがふっと軽くなったような気がする。

そうして、力が抜けたからか、無意識にせきとめていたらしい

涙が溢れたのかも知れない。

そこで、ようやく人の心が戻ってきたような気がした。


自分はずっと頑張れではなく、頑張っていると誰かに

認めてほしかったんだと、気付いた。


「消えちまえ」

「置いてきぼり」

「もう分からない」

「ひとりきり」


応援歌だというのに、後ろ向きの言葉が散りばめられている。

でも、そんな弱音とも言える言葉がより自分と重なり

歌が身近に感じた。

そして、そんな言葉に対して

そういう時もあるよね、言いたくなるよねと言ったように

否定的な言葉さえも肯定してくれた。

素直に嬉しかった。


なおかつ


「さらけ出せばいい」

「完璧じゃ疲れちゃうよ」

「らしく行こうぜ」

「上手く生きるのがすべてじゃないから」


弱音を吐くことが悪ではなく、それもあなた自身の感情の一部であり

大切なことだと言われている気さえした。

弱音を吐くことも悪い事ではない。

理想を掲げることも悪い事ではない。

等身大の自分でいることも悪いことではない。

後ろを向いたっていい。

前を向いたっていい。

立ち止まっていたっていい。

こんなにも全てに肯定してくれる音楽を今まで聞いてこなかった。

スーパー自己肯定感爆上がりソングだ。


今まで背中を押して貰えるような

腰が重い時、グッと引っ張り上げて貰えるような

頑張れと力強くいってくれるような

音楽こそが応援歌だと思っていた。

しかし、それだけが応援の仕方ではないと気付かされ、

時に頑張れという言葉が重荷になることも知った。


まっ、それもいいんじゃない。と

十分頑張っているよと、現状を認め寄り添う形も

また一つの応援の形なんだと知った。



「手探りで今を生きているあなたへ」


自分のようにこの曲と出会い、助けられた人たちがたくさんいるように

どうかそんな音楽を届けているジャニーズWESTにも幸あれと

願うばかりである。


これが、ジャニーズWESTに救われたお話。